The Bridge Project
 


[LINK]
http://www.k-pac.org/



京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
リチャード・フォアマン+ソフィー・ハヴィランド 
The Bridge Project


[日程] 2006 年11月18日〜29日
[開催地] 京都造形芸術大学

京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター 主催
The Bridge Project 関連企画

The Bridge Projectをめぐって

2006年11月、京都造形芸術大学 舞台芸術研究センターでは、アメリカ前衛演劇界の鬼才、劇作家・演出家のリチャード・フォアマンと若手アーティストとして期待の集まるソフィー・ハヴィランドとの共同プロジェクト、「The Bridge Project(ブリッジ・プロジェクト)」を開催。その関連企画として3つの公開イベントを行います。
すでにアメリカ演劇における神話的存在といわれながらも、現在も第一線で新作を発表し続け、古典作品やオペラの演出でも世界的な評価を受けるリチャード・フォアマン。プロジェクトについてはもちろん、様々な角度からフォアマン独特の世界を探ります。演劇界のみならず、美術や音楽、映像など、様々なアートに影響を与えるその活動を間近に知るチャンス、この貴重な機会をぜひお見逃しなく!
<The Bridge Project>とは?
ブリッジ・プロジェクトは、NY 在住の2人の演劇作家、リチャード・フォアマンとソフィー・ハヴィラントによる国際プロジェクト。現在までにオーストラリア、ポルトガル、イギリス、ドイツのアーティストや大学と協働しながら、「舞台作品での使用」を強く意識した映像素材を撮影するワークショップを行ってきました。その素材については、学生を含む参加アーティストすべてに使用権が与えられます。
つまり、同じ素材が複数の新たな舞台・映像作品に向かって開かれていることが、大きな特徴といえるでしょう。20世紀以降の舞台芸術にとって最大のトピックのひとつである、映像文化と舞台の間の創造的な関係性が、このプロジェクトを通じて、探り当てられようとしています。
※京都プロジェクトの参加募集は終了しています。多数のご応募、ありがとうございました。

関連企画part.1
公開レクチャー「The Bridge Projectをめぐって」
まさに京都で進行中の国際プロジェクトについて、その中心を担うアーティスト2人がレクチャー。
第2部では、鬼才リチャード・フォアマンが、自らの創作、演出について語ります。

【日時】2006年11月25日(土)
 第1部13:00〜14:15
 「ワールド・ワイド・プロジェクトの全貌」
 スピーカー:リチャード・フォアマン、ソフィー・ハヴィランド

 第2部14:30〜16:15
 「ニューヨーク・アート・シーンの鬼才、その軌跡」
 スピーカー:リチャード・フォアマン

聞き手:内野儀(演劇批評家・東京大学大学院助教授)
※ともに英語・逐次通訳あり

【会場】京都造形芸術大学 映像ホール(人間館 地下1階)
【料金】入場無料  【定員】100名(要予約/先着順)


関連企画part.2
リーディング公演「パーマネント・ブレイン・ダメージ」
1996年NY初演、97年には「第三エロチカ」(演出:川村毅)による大阪、東京公演が行われた本作。
ト書きもなく、役者が何人かもわからない、、、「まるで思索の流れを見ているようだ。。。」といわれるフォアマンの劇作に若手演出家、杉原邦生が挑みます。

【日時】 2006年11月25日(土) 17:00開演 16:30開場
【会場】 京都造形芸術大学 青窓館1階 Aスタジオ(京都市左京区白川通東鞍馬口通西入る)
【作】 リチャード・フォアマン(翻訳 青野智子)
【監修】 川村毅(演出・劇作家 京都造形芸術大学助教授)
【演出・美術】 杉原邦生(京都造形芸術大学大学院 修士課程)
【出演】 池戸宣人、黒田政秀、谷本健人、中本章太 

【料金】 入場無料  
【定員】 40名(要予約/先着順)
*演出の都合上、舞台上での大量の喫煙が予定されています。あらかじめご了承下さい。

【Part1/2. 共通 申し込み方法】
お名前・電話番号を明記の上、舞台芸術研究センターまたは京都芸術劇場チケットセンターまで電話、ファックス、またはメールにて事前にお申し込みください。

関連企画Part.3
「Music Bridge Night 巻上公一とイクエ・モリによる音楽パフォーマンス 
---リチャード・フォアマンのテキストを使って」
フォアマンに早くから関心を寄せていた巻上は、その戯曲を自ら演出、また日本初のフォアマン研究書『反響マシーン』を発行(鴻英良と共編/2000年 勁草書房)するなど、積極的にその活動を紹介してきました。今回は、フォアマン演劇のコンセプトともいえる「マニフェスト」など、そのテキストをベースにした音楽パフォーマンスを行います。巻上の自由自在な声やテルミンに加え、ゲストにNYで活躍するイクエ・モリをゲストに迎えた、ライブ・パフォーマンスです。

【日時】2006年11月26日(日) 19:00開演 18:30開場
【会場】京都芸術センター 1階 フリースペース(京都市中京区山伏山町546−2)
【出演】巻上公一(アーティスト、音楽家)、 イクエ・モリ(作曲家、インプロヴァイザー、パフォーマー)
【共催】京都芸術センター <リンクhttp://www.kac.or.jp/>

【料金】一般 前売1,800円 当日2,000円
学生&ユース(25才以下) 前売1,300円 当日1,500円
※学生&ユース券は学生証か年齢のわかるものをご提示下さい。
※全自由席 ※未就学児童のご入場はご遠慮ください。

【チケット取扱】 
・ 京都芸術劇場チケットセンター(平日10〜17時 TEL075-791-8240)
・ 京都芸術センター チケットセンター (10〜17時 窓口販売のみ)

[プロフィール]

photo: Paula Court
Richard Foreman リチャード・フォアマン 
劇作家/演出家/デザイナー

1937年ニューヨーク市生 59年ブラウン大学卒業 62年にイェール大学で修士号を取得 68年に「オントロジカル・ヒステリック・シアター」を創設。劇作・演出・舞台デザインをすべて一人でこなし、間もなく国際的に絶大な評価を得るアーティストとなる。フランス、イタリアをはじめ海外公演も多数。日本でも2000年『バッド・ボーイ・ニーチェ!』(新宿パークタワーホール)を上演している。
 これまで5作品が、オビー賞を受賞 。他に演出賞と「長期にわたる業績」賞で4つのオビー賞を受賞。92年にはAmerican Academy and Institute of Arts and Lettersの年間文芸賞を受賞。91年にはNEA(全米芸術基金)の「演劇における終身功労賞」を初代受賞者のひとりとして受賞。95年からは「独創性に富んだビジョンとアメリカ前衛演劇の発展に寄与した」という理由で、マッカーサー・アワード を受賞。

オントロジカル・ヒステリック・シアター
http://www.ontological.com/


Sophie Haviland ソフィー・ハヴィランド 
劇作家、演出家、プロデューサー

1992年オーストラリアからNYに移り、オリジナルの演劇作品を作・演出、マルチメディア作品の創作、古典/現代作品の演出を手がける。2000年、フォアマンと共同ででオリジナル作品「Bad Behavior」 を発表。ロサンゼルス・タイムズ紙のトップ10作品に挙げられる。プロデューサーやアーティストとして、ウースター・グループ、Bang on a Can, Ridge Theater, Three Legged Dogs, Big Dance Theater,映画監督ハル・ハートリーなど仕事を行ってきた。93〜99年までオントロジカル・ヒステリック・シアターのマネジング・ディレクターとして、公演や海外ツアーをプロデュース。同カンパニーで「Blue Print Series」を立ち上げ、95年にオビー賞を受賞。


1 年間ベスト・プレイ賞として『Rhoda In Potato land』『The Cure』『Film is Evil: Radio is good』。98年には二つの作品『Pearls for Pigs』『Benita Canova (Gnostic Eroticism)』がべスト・プレイ賞を共同受賞。
2 マッカーサー・アワード 推薦でしか受けられないため、「天才」マッカーサーグラントと俗称で呼ばれている。マッカーサー財団が助成する科学者、文学者、芸術家への使途を問わない5年間継続の助成。



[主催/お問合せ/お申し込み先]

京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
〒606-8271 京都市左京区瓜生山2-116
TEL:075-791-9437 FAX:075-791-9438
E-Mai info@k-pac.org
URL http://www.k-pac.org/