アジア欧州基金(ASEF)主催
第3回アジア-ヨーロッパ ダンスフォーラム pointe to point
東京芸術見本市提携事業
 2005年9月6日〜12日 ワークショップ / ドイツ文化センター
 2005年9月13日 パフォーマンス / 国際交流基金フォーラム(入場無料)


第3回目を迎える「ダンスフォーラム」。シンガポールを拠点するアジア欧州基金が文化交流を目的に開催するイベントです。

テーマである「pointe to point」とは、つま先立ちの「ポワント」と突き刺すという意味の「ポイント」を織り交ぜており、『ダンスが社会に対して一体何を突き刺すのか』『ダンスの社会的存在意義は何か』という問題を提示しています。

そして、今回東京で行われるこのフォーラムの内容は、「ダンスとメディアにおける振付とドラマトゥルク」です。「ドラマトゥルク」とは、作品の世界観をコントロールする役割で、演出家ともシナリオライターとも違います。ドイツ演劇ではメジャーであるこの役職も日本ではまだあまり実態が知られていません。
この「ドラマトゥルク」という役割をダンスにも当てはめてみよう、というのが主旨です。 振付家の仕事は身体動作の創作だけでなく、音楽、映像、照明など舞台を作る全ての演出にまで至るのではないでしょうか。より深い作品の世界観を追求していくときに、この「ドラマトゥルク」という役割を担う必要があるでしょう。

今回のダンスフォーラムでは、海外から23名のダンサー、振付家、日本から6名のダンサーが参加し、ワークショップを通じてメディアとダンスを融合した実験的な作品を作ることを目指します。13日に国際交流基金フォーラムにて作品を発表します。


ワークショップ/作品制作 パフォーマンス
日時 2005年9月6日〜11日
13:00〜20:00
2005年9月13日
開場 19:30 / 開演 20:00
会場 ドイツ文化会館ホール(ドイツ文化センター)

東京都港区赤坂7-5-56

[最寄り駅]
 東京メトロ半蔵門線/銀座線/大江戸線
  「青山一丁目駅」徒歩5分
国際交流基金フォーラム

東京都港区赤坂2-17-22 赤坂ツインタワー1階

[最寄り駅]
 東京メトロ銀座線/南北線「溜池山王駅」12番出口すぐ
  入場無料 

<事前予約方法>
以下の内容を明記の上、メール送信ください。
 件名 「ダンスフォーラム・パフォーマンス事前予約」
 名前、住所、電話番号、メールアドレス、枚数
 E-mail  distribution@dance-media.com


アジア、ヨーロッパから23名のダンサーが参加し、『ローカリズム』というテーマで一つのダンス&メディア作品を創作します。
作品のコンセプトやドラマトゥルクについて意識すると同時に、さらに上の次元では、そういった物語やコンセプトに束縛されないよう身体表現を拡張していく、という「引き算」のデザインが必要になります。
建築をベースとしたメディアアートユニットRE[ ]の空間美術とメディアアートのRuthe ZUNTZ、Michael REITZにより作られた空間の中で、ダンサーがイメージを派生させていくことのできる状況を作り出します。振付家・杏奈により最終的な構成を織り交ぜ、参加するダンサーそれぞれの個性を作品に取り入れる作業になります。
私たちを取り巻く様々な 周辺の情報からダンスを創作していく作業を目指すワークショップ&ショーイングです。

<参加者>全18カ国
Ms. Chey Chankethya(カンボジア) / Ms. Wang Yuan-Yuan(中国) / Ms. Daniela Klivarova
Mr. Jacob Sejersgaard(オランダ)
 / Ms. Kulli Roosna(エストニア)  / Ms. Sari Palmgren(フィンランド) 
Ms. Celine Debyser(フランス) / Ms. Joanna Toumapakari(ギリシャ)
 / Ms. Rita Bata(ハンガリー) 
Ms. Bianca Sere Pulungan(インドネシア) / Ms. Kwak Go-Eun(韓国) / Ms. Donna Miranda(フィリピン)
Ms. Christine Maranan-Novales(フィリピン) / Ms. Malgorzata Anna Haduch(ポーランド)  Ms. Tania Cristina Miguel de Carvalho(ポルトガル)
 / Ms. Jana Znasikova(スロバキア) / Ms. Sirithorn Srichalakom(タイ)
石本華江(日本) / 加藤範子(日本) / 浜本まり紗(日本)
大島志織(日本) / 坂本典弘(日本) / 木村未央子(日本)



■キュレーター
飯名尚人
日本


大学にて映画史、映画理論、映像記号学を学び、卒業後、映像制作会社勤務(教育ビデオのディレクター、エディター)。Sophia Univ.CALL教材開発室ディレクターとして学生に映像編集、デザイン、ネットワークなどを教える。2002年9月Dance and Media Japan設立。以降、デジタルメディアと舞台芸術のコラボレーションをコンセプトに、様々なワークショップ、パフォーマンスを展開。 Post Theater, Et in terra pax, Grinder-man, nest, Sal Vanillaなど、多くのメディアパフォーマンスユニットに関わる。日本国内のメディアパフォーマンスを海外に紹介するプレゼンテーションや、少人数制のメディアワークショプ"Media Farm"など精力的に活動している。


■ワークショップリーダー
杏 奈
振付 / 日本


大阪府出身。大屋政子バレエ研究所、モナコ・グレース王妃古典ダンス・アカデミーにてバレエを学ぶ。
1988年よりニューヨーク/Alvin Ailey American Dance Center に留学、奨学金を得る。モダンダンス(Horton,Graham,African)を学び、Elisa Monte Dance Companyに入団。
米国、ヨーロッパへの公演活動に参加。同カンパニー退団後、帰国。
故郷大阪で、創作活動を展開しながら、ニューヨーク/Complexions 等のカンパニーの活動に参加。主に大阪とニューヨークにて活動。



RE[ ]
空間美術 / 日本

山代悟、日高仁、西澤高男、河内一泰、亀井寛之


RE[ ]/Responsive Environmentは、建築、音楽、ダンス、映像、デザインという様々な領域をクロスオーヴァーするコラボレーションにより、空間表現を行うユニットである。1993年の結成以来、これまで様々なパフォーマンスやインスタレーション作品の制作、プロジェクトの発表を行ってきた。 普段、異なる分野で活動を行うメンバーがコラボレーションを行なう際の共通言語は、「空間」である。建築家、作曲家、振付家やデザイナーは全て、本来的に空間を媒体とした表現者であるといえる。こうしたインターディシプリナリーな場で相互に空間について語るとき、そこには必然的に時間や動きが重要なファクターとして介入してくる。このようなファクターによって常に変容する空間/Responsive Environmentを共通のオープン・プラットフォームとした表現活動を行うことを目的として、ユニットは構成された。
Ruthe ZUNTZ
メディア・アート / ドイツ

1971 geb. Haifa, Israel
1989 Abitur
1989-91 Grafikerin im Bereich Kultur und Erziehung bei der Israelische Armee, Tel Aviv
1992-98 Studium Gestaltung/Neue Medien, HdK Berlin
1995/96 Studienaufenthalte in New York
1997-98 Stipendium fur Film- und Medienkunst, Akademie der Kunste
1998 Atelier Stipendium ”Parabolica Spaces", Berlin
1998/99 Stipendium ”Villa Serpentara", Olevano Romano, Italien Akademie der Kunste
1999/00 Lehrbeauftragte fur ”Interaktive Kunst", HdK Berlin
 
Michael REITZ
メディア・アート / ドイツ

1967 geb. Gottingen
1988 Abitur
1988-90 Zivildienst in Nes Ammin, Israel
1990-94 Ingenieurstudium/Diplom bei Mercedes-Benz, Berlin
1996-00 Studium Gestaltung/Neue Medien, Hochschule der Kunste Berlin
1998 Atelier Stipendium ”Parabolica Spaces", Berlin
1998/99 Stipendium an der ”Accademia di Belle Arti" Bologna, Italien
1999/00 Stipendium fur Film und Medienkunst, Akademie der Kunste
     

■グループリーダー
アドバイザー 石山雄三 (nest)
サウンド 松本充明 / 勝村巌(グラインダーマン) / 平田昌太郎
メディア・インスタレーション 酒井 聡
メディア・パフォーマンス・演出 桑折 現(dots)
メディア・クリエイション 筒井真佐人
■舞台スタッフ
舞台監督 石井慶太(ball inc)
音響監督 荒木まや

■ダンスフォーラム事務局長 /  寶田七瀬
■制作スタッフ / 平松れい子、石井マキ、上原佐和己


■主催 アジア欧州基金 オーガナイザー / Vernetta Joy Belarmino


Dance and Media Japan
phone/03-5342-3613
e-mail/
distribution@dance-media.com
入場無料(事前予約/整理券を発行します)

以下の情報をメールにてお送りください。
 名前  
 住所
 電話番号
 メールアドレス
 予約公演名 『ダンスフォーラム事前予約』
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