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このデモンストレーションを僕の大学の後輩である町くんにお願いし、彼の素晴らしい「ザ・たっち」のネタ「ちょっと。ちょっとちょっと。」を子供達に見せると会場いっぱいに響き渡る歓声!ワークショップを始めてみれば子供達の圧倒的なパワーに押され、「独りザ・たっち」を体験してもらうだけで、あっという間に1時間過ぎてしまったのでした。子供達の純粋な反応は自分がテクノロジーという言葉に身構え縛られているようにさえ感じ、「モノ」「コト」を感じるということへの再認識へと繋がりました。そして子供達の屈託のない笑顔は、僕や飯名さん、町くんだけでなく発表会関係者の緊張を和らげ、観客のみなさんにも発表会の公演名である「感謝する心」として届いたのではないでしょうか。
「ダンスとは、テクノロジーとは」
「Dance and Media Workshop 山形」に合わせて飯名さんに僕が在籍している東北芸術工科大学にて「パフォーミング・アートにおけるダンスとテクノロジー」と題してレクチャーを行って頂きました。
そもそも何故このようなレクチャーを企画したかというと、東北芸術工科大学では年何回かパフォーミング・アートのイベントがあるにも関わらずあまり学生達の注目、興味をひいていないように感じたからです。
また、その原因はパフォーミング・アートとはどういったものなのかを知らないからではないかと考えたのです。本学にも舞踏を教えている教員の方はいらっしゃいますが、今回のレクチャーは踊り手からの視点ではなく、キュレーター・プロデューサーといった作品を冷静な視点から見ている方に日本国内外の現状の話を伺いたいと考えました。そこで
DMJ飯名さんに、日本国内外のパフォーミング・アートの現状、テクノロジー・アートの現状を2006年の作品を振り返りながら、また具体的なイメージ(Dance
and Media Japanが所有するパフォーミング・アートの映像アーカイブ、ビデオダンスなど)を交えながら約2時間のレクチャーを行いました。
大学が休業期間ということもあり受講生は少数ではありましたが、DMJが行ってきたワークショップの内容やテクノロジー・アートに多く用いられるMax/MSPといったソフトウェアの話にまで話題は膨らみ非常に濃い時間となったのではないでしょうか?
僕のダメ司会っぷりも発揮してしまったので、今後はこのようなレクチャーをYamagata officeでも定期的に開催していけると良いのではないかと思っています。
「地方ワークショップの意義」
山形という地方でこの様なワークショップを行うことはこれまでに例をみません。今までは特別な施設がない限り、ダンスとメディアの両方を用いたワークショップは開催が困難でした。しかしながら、パソコンと機材の飛躍的な性能アップと小型化に伴い、必要な機材を簡単にしかも少人数で持ち運ぶことが可能となり、踊れる場所さえ確保出来れば、ダンスとメディアのワークショップが出来る状態になったと今回の山形ワークショップが示しているのではないでしょうか?
今回、使用した機材はほぼ飯名さんが手荷物として新幹線で運んで来たもののみというコンパクトなもの。プロジェクターのみ現地調達しましたが、ワークショップとは別機材の記録撮影用カメラを持って来たことから全ての機材を手荷物で持ち運び可能といっても過言ではありません。
さらにはスタッフも最低限の人数。ワークショップを進行するスタッフ(飯名氏)、機材をオペレーションするスタッフ(酒井)、これにアシスタントとして町くんの計3名。ワークショップ参加者が<大人向け>に約10人、<子供向け>に約40人だったということを考えるとスタッフも非常に少なくすみました。
このようにワークショップを開催する側がこれだけ身軽な状態であれば、特別な施設でのみされてきたダンスとメディアのワークショップをどこでも開催することが出来ます。裏を返せばこの様なワークショップに参加したいが、開催地が遠く参加を諦めていた人たちは自分達の活動エリアに講師を招きワークショップを開催してもらうことも可能なので
す。この様なことから今回の山形ワークショップはダンスやメディアのワークショップのあり方を変える第一歩として非常に価値の高いものになったと考えています。
DMJ / Yamagata officeの仕事始めである「Dance and
Media Workshop 山形」並びに「レクチャー Dance and Media Japan / 2007 ダンスとテクノロジー」無事に終了することが出来ましたのも、
ダンススペース・ユミ・ダンスカンパニーの主宰者の加藤由美氏、 また関係者各位のご助力、町くんの素晴らしいデモンストレーションによるものだと思います。この場を借りて感謝致します。
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