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モーフィング1 「家と人の間の、服」

展示&パフォーマンス 概要

この展示&パフォーマンスは「三鷹天命反転住宅」の一室で行われました。この住宅は荒川修作+マドリン・ギンズが「家」「住む」事への全く新しいコンセプト(体に負荷をかける家に住むことで体が元々持っている可能性をよみがえらせる。)によって、今までの建築では考えられなかった形体や色を家という形へ昇華させたものです。
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“対象を違った角度からとらえる事で今までとは違う可能性が生まれる。”
“外界からの影響によって自分自身が変化する。”

今回の展示では、荒川修作+マドリン・ギンズが新しい視点で「家」「住む」という事をとらえた様に、「服」を家と人の間にあるものと位置づける事で見えてくる「服」「着る」事への可能性を展示しました。

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ダンスパフォーマンス

ダンスパフォーマンスにおいては、三鷹天命反転住宅という「場」、Gazaaの「服」という外界が用意された中で4人のダンサーに踊ってもらいました。
これは通常のダンスの作り方とは全く逆のアプローチでのダンスパフォーマンスとなりました。同じ環境下においても自身の感じ方によって、四人四様の全く違ったダンスパフォーマンスが生まれました。

展示された服について

T-shirts

DSC_2286.jpg今回のエキシビションのきっかけになったもの。
Out of perspectiveのアイデアの元。三鷹天命反転住宅を象徴しているものとして、球体の部屋をT-shirts柄としてトリミングしました。三鷹天命反転住宅を着る!


out of perspective-1

DSC_3306.JPGout of=〜外へ、〜の範囲外へ、〜を超越して 
perspective=遠近法、モノの見方、考え方

住宅の一部を切り取り、それを身につけることで空間の一部に組み込まれる。荒川+ギンズの様々なコンセプトから成り立っているこの住宅の一部になること。この服は天命反転住宅に浸る変換装置です。


out of perspective-2

DSC_3299.JPGout of perspective-1の発展型。
住宅の一部を切り取り、さらにそれをテキスタイルの柄として再構築しなおしたもの。
テキスタイルという二次元に三次元の要素を加味しました。


molding wear

DSC_3324.JPGmolding =型で作ること。成型品。
Molding(モルディング)という言葉は、筒状になった生地に針金を通して編み上げた所から名付けました。体に合わせるのではなく、それ自体で形を保てる服。
「球体の部屋の中で人のような何かが浮いている」というアイデアを服にしました。球体に浮遊する柔らかいモノ。イメージを喚起する服。


wearable furniture

DSC_3413.JPG三鷹天命反転住宅の収納問題に挑む!収納家具が設置しにくい環境での服の居場所は?服をたたむ=収納=家具。服をたたむという行為に機能をプラスしました。服の携帯、旅行等収納に関する問題を解決。
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展示の様子

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DSC_2579.JPGDSC_4941.JPG展示の様子DSC_3422.JPG展示の様子
DSC_3370.JPGダンス/山崎広太DSC_5322.JPGダンス/杏奈DSC_3311.JPG展示風景

クレジット

デザイン さとうみちよ
サウンド・インスタレーション 松本充明
ダンス アレッシオ・シルヴェストリン 山崎広太 JOU 杏奈
モデル(フライヤー) 黒田義隆

主催 Gazaa 
企画 さとうみちよ
コンサルタント・プロデュース 飯名尚人(Dance and Media Japan)
協力 株式会社ABRF 黒田隆行(ball,inc) 早川すみれ
写真撮影(天命反転Tシャツ) 村井旬
写真撮影(展示用テキスタイル) 木村功
マネージメント・写真撮影・宣伝美術 Dance and Media Japan
マネージメント協力 山本麻紗子 川口眞人