ビデオダンスを撮る ! 創る! in 前橋
ビデオダンス・クリエイション・ワークショップ
ダンスと映画の融合
作品は「踊りにいくぜ !! 前橋公演」(2009年11月22、23日)で発表。
[撮影日] 2009年11月1日、3日
[会場] 元気プラザ21、前橋こども図書館、シネマまえばし
[主催]前橋芸術週間 ダンス部
[講師・監督] 飯名尚人(Dance and Media Japan)
[主演] 長内裕美 目黒大路
[内容]
ワークショップ形式で、ビデオダンスを2作品作るというワークショップ。ひとつは、長内裕美作品のオリジナルは舞台作品の「コンコルド」。もうひとつは、目黒大路の作品。
舞台作品の映像資料を観ながら、アイディア出しから参加者と行う。プロット、絵コンテ、撮影、編集までを実際に作業していく。全体の監督、演出は、飯名尚人が行ったが、アイディア出しの段階から参加者の演出アイディアをシナリオに組み込んでいったので、参加者全員の作品、ということになる。
この企画は「踊りにいくぜ!!前橋公演」の一環で開催された。今年で10周年になる「踊りにいくぜ!!」ではビデオダンス特集もあって、映像とダンスの新しいアプローチが一般に向けて放たれた。また、前橋では新しい映画館「シネマまえばし」がオープンし、映画が町の人々を繋げる役割を果たす。(公演と上映は2009年11月22、23日に前橋市内で開催される)
[監督/飯名尚人の感想]
ワークショップといっても単に「体験しましょう」というビギナー向けの内容ではなく、実際に作品を作り上映する、というところまでをガチンコでやりました。上映する、ということは、クオリティーが高くなければならないし、参加者全員で楽しく作りました!というだけでは成立しないし、認めてもらえません。誰からも。もちろん楽しくなければ意味がないけども、完成品の質も高くないとまったく意味がない!
参加者に女の子が多かったせいか、演出にファンタジーの要素が多くて(そして意外にもシュールなものも多い)、そこも面白かった。自分だけでシナリオを組むよりもポピュラリティーのある内容になったと思います。長内さんの作品は、ファンタジー&ホラー、という組み合わせで演出していきました。目黒さんの作品は「愛の荒波を越える!」というような恋愛モノにしようと思ったのですが、なんというか説明しにくい作品になりました。とても良いことだと思います。
国際ダンス映像祭 公式サイト(前橋で上映される作品もこちらに掲載されています)
『踊りに行くぜ!! with VIDEO DANCE』+『世界のおもしろビデオダンス映像祭』
ワークショップ詳細情報
長内裕美作品/撮影風景
長内裕美
4歳よりクラシックバレエを習う。お茶の水女子大学舞踊教育学コース卒業。在学中よりH・アール・カオスの舞台に出演。級友とプロジェクト大山を結成し、「踊りに行くぜ!!vol.8」にて巡回公演に参加する。独自の表現方法や即興にも興味を持ち、ソロ活動も始める。2009年横浜ダンスコレクションR「横浜ソロ×デュオ<Compétition>+」にて審査員賞受賞。同年7月にはソウルのWiz World Dance Festivalのゲストとして同作品を踊る。
ロケ地:前橋こども図書館(元気プラザ21内)
目黒大路作品/撮影風景
目黒大路
故・元藤燁子に師事。舞踏カンパニー「NUDE」主宰。01年〜03年、アスベスト館の作品に出演。03年、室伏鴻率いる「Ko&Edge」に参加。09年、「NEXTREAM 21」ダンスコンテストにて、審査員特別賞受賞。他、ライブ・イベント・映画・ファッションショー等の振付、出演なども行う。今一度、舞踏の特性について考え、舞踏的空間・時間・身体 の更なる可能性を探り、発展させることを目指している。
ロケ地:シネマまえばし(元気プラザ21内)
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