東京造形大学 映画・映像専攻 + Dance and Media Japan

国際ダンス映画祭・東京
身体と風景のための映像ワークショップ
会場:3331 Arts Chiyoda

ワークショップレポート

テキスト:今井琴美(踊り手)


普段コンテンポラリーダンスのワークショップを受ける事があっても、映像ワークショップとは?と思い参加しました。

とある風景の映像を観る。
日本ではないし、アメリカやヨーロッパでもない。
何故そう思うのか。
風景の中にある文化や生活、宗教、建物や道、そこに生えている植物などとてもたくさんの情報が見える事で知らず知らずのうちに認識していた事に気付く。

また違う映像を観る。
被写体は身体にフォーカスされる。
それぞれがそれぞれの選択を持って撮る、撮られる。
偶然にも生まれるものは何だったのか。



ワークショップの本題


実際にビデオカメラで身体を撮影しながら身体と風景についての模索。

"撮る側、撮られる側のペアになり打ち合わせなしで20分間映像を撮り続ける"
提示される内容は至ってシンプルで、ある程度の事なら何をしてもいいし何もしなくてもいい。

どちらも経験してみて感じた事は、いつどのアングルになっているのか、どのように動いていくか瞬間で考えみたり、背景の構図を意識してみたり、自分の置かれた風景の中でどのようにパフォーマンスをしようかなどの、"撮られている事の意識"。

被写体をどう追いかけていくのか、自分の撮りたいアングル、試してみたいアングル、風景と被写体のバランス、"撮る事の意識"。

















最終的に何かをする、しなくてはいけない。という意識が自分に強い事について疑問と違和感を感じました。
というのも、WSの最後に飯名さんが話されていた内容に「ストリートで撮影をする時、周囲に撮影しているとバレない事が大事」(少し曖昧な記憶ですが)という言葉がとても腑に落ちてしまったからで、必ずしも「○○をしなくては」の意識を強く持ちすぎない方が思いがけない偶然が生まれたりするきっかけになりうるのではないかと思ったからです。

打ち合わせなしで撮り進め、終わってから撮影した映像を眺めながら、ここの瞬間こうしたほうが良かったのかもしれない、もっとここはゆっくりとか、意図してない偶然とか、被写体としての情報はあまり多くない方が風景の情報も分かりやすいのでは。とか、自分はこうゆう構図や撮り方が好きなんだなと改めて発見出来る事が多く、そして相手もまた自分がしない、思いつかないアプローチの仕方をされていたりし、新鮮なアイデアの共有が出来たと思いました。

欲を言えばワークショップ後のディスカッションやそれぞれのフィードバック、他の方の映像も少しだけでも見る事が出来たら良かったです。
そのくらい興味深く楽しいクリエイションの時間でした。


東京造形大学 映画・映像専攻 + Dance and Media Japan

国際ダンス映画祭・東京
巡回上映+ワークショップ

会場:3331 Arts Chiyoda
参加費・入場料:無料


2018年9月2日(日)
14:00-16:30 身体と風景のための映像ワークショップ
18:00-20:00 ダンス映画上映(国際ダンス映画祭・過去作品セレクション)

ダンスをモチーフにした映画<ビデオダンス><ダンス映画>に特化したイベント「国際ダンス映画祭」。第11回目となる今回は、東京造形大学 映画・映像専攻とDance and Media Japanが協働で実施。現在、各地での巡回上映+ワークショップを行なっています。東京では3331アーツ千代田にて開催します。

①ワークショップ<身体と風景のための映像ワークショップ>
14:00-16:30
映像にすることで生まれるダンスがあります。実際にビデオカメラで身体を撮影しながら、身体と風景について模索するワークショップ。街の風景の中にある身体をビデオカメラで切り取ります。撮る側と撮られる側の身体感覚について、みなさんと体験していきます。

参加対象:
・映像教育を授業に取り入れることに関心のある教員・指導者のみなさん
・ダンス・身体表現・映像に興味のある方
・ダンスを映像作品にしたい方
・年齢・スキルは問いません。どなたでも参加頂けます。
・定員:20名

講師:飯名尚人(国際ダンス映画祭キュレーター・映像作家・演出家・東京造形大学特任教授)
2003年よりDance and Media Japan、国際ダンス映画祭を主宰。舞台芸術と映像に関するイベント、ワークショップを多数実施。演出家、映像作家としても数多くの舞台作品、ダンス映画作品に参加。現在、東京造形大学 映画・映像専攻特任教授。「ビデオダンス演習」「映像身体演習」「個人作品制作演習」などを担当している。


②ダンス映画上映(国際ダンス映画祭・過去作品セレクション)
18:00-20:00
先着40名
これまでに上映されたビデオダンス・ダンス映画作品のセレクションを上映します。
ダンス映画って何?ミュージカル映画のこと?ミュージックビデオのこと??など、いろいろ想像してしまった皆様、ぜひ参加ください。上映後に、キュレーターの飯名尚人による作品解説もあります。


ワークショップは定員に達したため、お申し込み終了致しました。[2018.8.22]
上映は定員に達したため、お申し込み終了致しました。[2018.8.30]


上映のお申し込み
メールにてお申し込みください。
件名を「3331 上映会申し込み」とし、下記の情報を、office@dance-media.com に送信ください。
①名前
②電話番号
③メールアドレス


ワークショップに参加する皆様へ
・ご自分のビデオカメラ、動画撮影のできるカメラなどをお持ちの方は、ご持参ください。
・ビデオカメラがなくても参加できます。貸し出し用を準備しています。
・三脚は必要ありません・
・ノートブックパソコンをお持ちの場合はご持参ください。なくても参加可能です。


会場への行き方
3331アーツ千代田
101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14








巡回ワークショップ・神戸の様子:撮影 岩本順平





ワークショップ参加者の撮影した映像(神戸)


ワークショップ参加者の撮影した映像(神戸)


ワークショップ参加者の撮影した映像(神戸)




上映作品

18:00 - 20:00
7作品上映します。上映後に作品解説があります。

ス・ミズーラ
Su misura

1’10
2014
イタリア・Italy
監督・Director Augenblick
振付・Choreographer Augenblick
出演・Dancer/performer Alessandra Elettra Badoino, Marina Giardina, Fabio Poggi
編集・Editor Marco Longo

Information
http://augenblick4.tumblr.com/storieswedance

監督インタビュー|A Mail Questionnair to Dance Film Directors













13番ホーム
Platform13

13’44
2014
オランダ・the Netherlands
監督・Director Camiel Zwart
振付・Choreographer Klaus Jürgens
出演・Dancer/performer Shintaro Oue, Angelle Peters, Kenzo Kusuda
作曲・Composer Rijndert van Woudenberg
編集・Editor Joël Hielckert

Information
http://www.blackframe.nl/en/

監督インタビュー|A Mail Questionnair to Dance Film Directors











ディスラプション・途絶
Disruptions

4’55
2015
ドイツ・Germany
監督・Director Felipe Frozza, Rike Flämig
振付・Choreographer Rike Flämig
出演・Dancer/performer Rike Flämig
編集・Editor Felipe Frozza

監督インタビュー|A Mail Questionnair to Dance Film Directors
















泳ぐか沈むか
Sink or Swim

10’00
2014
オランダ・the Netherlands 
監督・Director Michiel Vaanhold
振付・Choreographer Jaakko Toivonen
出演・Dancer/performer Yinka Adekoya, Glenn Verheijen, Silvan van den Berg,
Jeffrey Bordewijk, Floris Meilink, Julius El Sayed, Quinten Smit, Joby Tremus
作曲・Composer Marc Bischoff
編集・Editor Daan Wierda

Information
http://www.michielvaanhold.nl

監督インタビュー|A Mail Questionnair to Dance Film Directors











パラディオの朽ち木
Snags in Palladio

6’03
2015
イタリア・Italy
監督・Director Michele Manzini
振付・Choreographer Michele Manzini, Barbara Canal
出演・Dancer/performer Barbara Canal, Claudia Mantese, Valentina Mantese,
Eleonora Pasin, Denise Brigo, Elisabetta Zanetti, Giulia Eberle
作曲・Composer Michele Manzini
編集・Editor Fondazione Aldo Morelato

Information
http://www.michelemanzini.com/

監督インタビュー|A Mail Questionnair to Dance Film Directors











アフターライフ ダンス(死後のダンス)
Afterlife's Dance

2’39
2015
オランダ・Netherlands
監督・Director Jacqueline Kooter
振付・Choreographer Jacqueline Kooter
出演・Dancer/performer paper jackets
作曲・Composer Johann Sebastian Bach
編集・Editor Jacqueline Kooter

Information
http://www.jacquelinekooter.nl/

監督インタビュー|A Mail Questionnair to Dance Film Directors











ホーミング
Homing

29’59
2014
スペイン・バスク州・Basque Country 
監督・Director Xabier Iriondo
振付・Choreographer Marina Mascarell
出演・Dancer/performer Carolina Mancuso, Michael Carter, Nina Botkay, Kevin Quinaou, Marina Mascarell
作曲・Composer Iñigo Ugarbeturu
編集・Editor Iñaki Sagastume, Fernando Aguirre
制作・Production Filmotive

Information
http://www.filmotive.com/homing-english-info

監督インタビュー|A Mail Questionnair to Dance Film Directors











紹介:
国際ダンス映画祭
Dance and Media Japanが2003年から始めたダンス映画(ビデオダンス)専門の映画祭。毎年200本近くの作品応募があり、その中から作品をセレクトし、各地で巡回上映している。

東京造形大学 映画・映像専攻
2018年度より映画専攻の名称を「映画・映像専攻」とし、新しい授業として「ビデオダンス演習」「映像身体演習」「ヴィジュアルアート」「クリエイティブ・カウンセリング」「個人制作演習」を開講。身体表現と映画を同時に受講でき、各自の自由な表現をサポートする。今年度はDance and Media Japanと共に国際ダンス映画祭を開催。

主催:東京造形大学 映画・映像専攻 Dance and Media Japan
協力:NPO法人ダンスアーカイヴ構想
制作:有限会社かんた